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頚椎症

疾患別の説明

頚椎症の痛み(首のこり・首の痛み・首のこわばり)

【疾患】

運動と加重を負担する椎間板の変性に伴い発症します。中高年に多く、第5頚椎から第7頚椎(首と肩の境あたり)で多くみられます。
椎間板が変性するので脊椎と脊椎の間が狭くなり、脊柱管狭窄や椎間孔の狭小化による神経圧迫の影響があります。脊柱管の圧迫はより重篤な症状を呈する可能性があります。
第5頚椎から第7頚椎間からでる末梢神経は首や手や肩の皮膚・筋肉・骨・靭帯などと繋がっており(神経支配)、首や手や肩に痺れや痛み(肩こりなども)を感じます。また、神経症状が長期にわたる方では、筋萎縮や関節拘縮などが進んできます。
比較的頻度の高い疾患です。

【評価と経過】

整形外科の診断としてたびたびお目にかかる疾患です。椎間板の変性に伴うもので、神経圧迫が脊柱管に存在している場合は、症状軽減は非常に困難と考えられます。
椎間孔の狭小化に伴う神経根の圧迫では首の筋スパズムの軽減が重要となります。頚椎症の方は首周囲筋の硬化により首の可動性低下が進んでいますので、まずは首周囲筋のスパズムを軽減し可動域の改善をすることで神経根圧迫を弱める必要があります。
神経支配の関係から首・肩・手に痺れや痛みと筋萎縮・筋硬化がみられます。筋萎縮が目立ってくると腕が細くなり筋力低下として表れます。
神経根圧迫が続くと指・手・肘・肩関節などの力が出ない、動かしづらい(関節拘縮)という状態になりますので、早期からこれらの関節拘縮を予防するためにも、指・手・肘・肩の柔軟性を中心としたトレーニングを継続することが大切です。

【慢性痛対策】

頚部周囲筋のスパズムを軽減することは第一目的になりますが、頚部は平行感覚をつかさどる部分でもあるので、無闇に頚部の筋肉を弛緩させるのは良い結果を生みません。また、頚椎症の方は肩・上肢への神経症状(痛み・痺れ)のある方が多く、頚部の過剰な筋線維破壊を行うと頚部周囲筋の微細な炎症を伴いますので、痛み・痺れが増強します。頚部周囲筋の直接刺激には十分注意が必要です。無闇な炎症はさらに頚部周囲筋のスパズム亢進と筋硬化を招いてしまいます。
神経圧迫による頚部・肩・上肢の筋萎縮がありこれを強化する必要があります。頚部・肩・上肢の筋硬化をある程度改善して、柔軟性を向上させてから運動を開始しないと、様々な動作で代償動作(悪い筋肉を使わない正常でない関節の動かし方)を行ってしまい、適切なトレーニングができません。
筋硬化の改善を中心とする時期と運動導入時期のポイントを間違えないようにすることが大切です。


痛み緩和教室
疼元庠舎(とうげんしょうしゃ)

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