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痛み・筋肉・疾患 等に関するQ&A

様々な症例に伴う痛みに関する当店の見解です。

■Q&Aのページ

Q 肩の筋肉に硬いコリコリしたものがあるのですが。肩凝りの原因ですか?
A

痛みのある筋肉の中にコリコリした硬いものがあると気づいている人も多くいらっしゃいますよね。この硬い物は筋硬結(きんこうけつ)といわれるものです。

筋肉を触ると一つの塊として触れますよね。例えば腕を曲げた時に見られる力こぶの筋肉は上腕二頭筋、長い時間立ちっぱなしで疲れた時に揉み揉みしたくなるふくらはぎの筋肉は下腿三頭筋など・・・筋肉は全身に沢山ありますね。触れば触るほど一つの塊のようだ!さて、この筋肉の構造を見ていくと筋肉→筋線維→筋原線維と構造がどんどん小さくなっていきます。(もっと小さくみれるのですがほどほどに^-^)

筋線維・筋原線維というような線維という言葉がありますが、線維と言えば糸をイメージしませんか?そうなんです筋肉を触ると一つの塊として触れるのですが、その塊は筋線維の糸が集まってできており、その筋線維も筋原線維が集まって作られているその筋原線維も・・・・・限が無い^-^;

人間の日常生活において動きは常に存在しています。仕事・スポーツから寝返りや起き上がりなどなど・・・・!この動作行うためには筋肉が使われています。いろんな動作を行うと痛みとしては感じることが無くとも小さい範囲で筋線維・筋原線維のレベルでは破壊が起きています。

普段の生活の中で筋線維が損傷し、不完全に修復しているものが筋硬結であると考えられています。日常生活の中では普段より筋線維は壊れて治っての繰り返しを行っています。子供も大人も年齢には関係なく筋肉の中では破壊と修復は毎日小さな範囲で行われ続けています。痛みを感じていなくてもね^-^

 山登りをした翌日や久しぶりにスポーツをした後などに痛みがでますが、それは普段の生活動作と比べて筋線維の破壊が大きく修復のための炎症範囲が大きいために痛みを感じているのですね。「筋肉の壊れ方が普段より激しいからちょっと休んでよー」と修復のために必要な安静として、痛みという信号で休むように教えてくれているのです。

 ということは・・・・!!!

日常繰り返し破壊と修復が行われており、誰しも年を取って急に筋肉が硬くなったり筋肉内に筋硬結が出来るのではなく、ジワジワと気づかないうちに小さい子供の時期より筋硬結は出来てくるということです。

小さい頃に遊んでいる時に転んだ時、運動部での練習などが原因とも考えられるし、運動をあまりしていなかった人は運動会や遠足などが影響してるかも?いろいろな原因は考えられますね^-^

小学生でも肩凝り腰痛を出す原因となる筋硬結は筋肉の中に存在しているということは、小学生(若い)だから肩凝りや腰痛が無いという思い込みは間違いというわけです。

最近の小学生で肩凝りを訴える子が増えてきているのも、昔とは違い睡眠時間の低下や夜間の塾通い、運動量の低下などストレスの増加はあれど発散する機会は低下し、体力は低下し疲れやすい体に変化しているという悪循環がみられます。夜遅くまで残業して運動はほとんどしていないサラリーマンみたいですよね(笑)。

子供にもこれだけのストレッサーが存在していることからも,現代の子供に肩凝りが増加してきてもおかしくないですよね。

筋硬結のある筋肉は力を入れる時に筋肉が縮むと毛細血管が圧迫され酸素運搬の不足を生じて痛みを出します。例えば肩の筋肉に筋硬結があり普段より肩凝りなどを感じている人などでは高い場所のものを取ろうとして手を上げ続けたり、手荷物を持って歩いていると痛みが増してくると思います。弱い力でも持続的に筋肉が縮んでいる状態がよくないのです。

逆にストレッチなどではリラックスした状態で筋肉が引き伸ばされるため痛みが軽減するのが特徴です。

この筋硬結を指で押すと痛みが出ます。押されて強い痛みが出るものは筋硬結が出来て数年ほどのものが多いのですが、押しても気持ちよく感じる筋硬結はかなり時間が経ち慢性化しているものです。

肩凝りは20〜30才代から感じるようになる人が多く、強い痛みを時々感じるが普段感じない日も多いという症状の人が多いですよね。この時期は仕事やストレスの影響、10代の頃に比べ運動量の減少と体力低下などにより、疲労時などに強い痛みがみられます。しかし体はある程度は柔らかい方はまだ多いですよね。

40〜60才代になると普段の痛みは鈍くなったが、肩凝りや痛みを持続的に感じるようになります。慢性化した筋硬結はマッサージしても気持ちよく感じる程度です。長年の持続的な痛みにより筋肉全体も硬くなるため、肩が上がらない、前屈でも床に手がつかないなどの体の変化がみられると思います。

筋硬結は真(しん)と周囲の硬い筋ゲルがあり、さらにその周りが浮腫んでいる状態です。この真の部分は消し去ることができません。しかし、この真の周りの硬い筋ゲルと浮腫みへの刺激を上手く入れることで筋硬結の形状を変化させ痛み症状を軽減させることができます。

20〜30才代は筋硬結への直接刺激で痛み軽減が期待でき、マッサージを受ける時間も短くて良いのですが、40〜60才代の方は筋硬結のある筋肉全体も硬くなっており、マッサージも長い時間を要すると思います。40〜60才代の慢性化した筋は全体をまず適度の刺激により筋肉を柔らかく調整しながら、20〜30才代のように筋硬結を押したら痛みを感じれるように変化させ、よい感覚を持った柔軟性のある筋肉へ近づけていくことが大切です。その後に柔軟性をキープしたまま痛みの出にくい筋肉へ安定させることが大切ですね。さらに日々の痛みを緩和させるためには筋肉の柔軟性を保ちつつ、筋力・持久力を強化することも大切です。

よくマッサージに行って強く押してもらわないと効かないからといって強く押してもらっている人いますよね。これらの人は筋全体の硬化が強く、筋硬結への適切な刺激と圧力が加わっていないため、満足のいく効果が出ていないことから強い刺激を求めてしまいます。気持ちいいからといって無駄に強く押されていると他の正常な筋線維にも無駄な圧力を加えてしまうため不必要な損傷を起こしてしまいます。

強く押してもらわないと効かなくなっている人は不必要な筋肉の損傷と修復を繰り返させて、気づかないうちに自分でお金を払って筋肉を硬くしているということですね。知らないとは言え非常に恐ろしいことです。

 あなたは、どんどん強く押されないと効かなくなっていませんか?肩凝りや痛みと関係する筋硬結ですが、現在これを取り去る治療は見つかっていません。筋硬結は消し去ることは出来ないということは、痛みの原因は一生存在し続けますから筋硬結を原因とする神経活動の興奮による痛みを、いかにコントロールするかという発想への転換が大切となってきますね。

将来、再生医療の進歩により、筋硬結などの細胞再生が可能になると肩凝りが根本的に改善できる時代が来ると予想されます。まだまだ先になりそうですが(苦笑)


Q 首を寝違えることが時々あるのですが・・・
A

朝起きた時に首が痛くて、首に痛みの無い側へ振り向けないことを経験したことのある方も多いのではないでしょうか?寝違えによる痛みは2〜3日で改善する方が多いですよね。これは筋肉と神経の関係が関わってきます。反射ということが原因しています。

例えば病院に受診したときにお医者さんに膝の下をトントンと小さなハンマーで叩かれた経験ありますよね。叩かれた後に膝が伸びるか、伸びようとしてピックピックというよな動きをしたと思います。これは伸張反射(しんちょうはんしゃ)と呼ばれるものです。

この原理を説明すると、太ももの前面にある筋肉は膝を伸ばす働きをします。太ももの前面の筋肉は腱(けん)となって膝下の骨に付着していますが、この膝下の腱を叩くことで筋肉が急に伸ばされているような刺激が入ります。すると筋肉はゴムのようにもとの長さに戻ろうとする働きがおき、急激に筋肉が縮むことで膝が伸ばされるのです。

この反射の起きる時は、頭で膝を伸ばそうと考えているわけでもなく、私たちが意識して止めたりすることも出来ない状態です。この反射の原理のように筋線維が破壊されて痛みが出現した場所の周囲の筋肉は、痛み刺激を元に反射的に筋肉に力を入れ硬くすることで体を守ります。皆さんお腹が痛い時は背中を丸めてお腹に手を当てますが、お腹には痛みで力が入っていますよね?急に目の前にボールが飛んできたりすると目を閉じて体には力が入っていますよね?避ける暇ないような場合全身に力が入り動けないはずです。危険なときや痛い時に無意識の中で力が入るのは自然な体の反応なのです。

寝違えの場合は前日の生活動作(仕事・部活・遊び)や睡眠中の寝返り動作の中で、首〜肩にかけての筋に微細な損傷(炎症はみられない)を起こすことにより反射が亢進していると考えられます。(通常は寝返りは20分に1回ほどの間隔で行われています)睡眠中に起こした微細な損傷により痛みのある側の筋肉は縮み、痛みの無い反対側を向こうとすると引き伸ばされるため痛みが増強します。普段より肩凝りの強い人などは首・肩の筋肉は硬いため、車の運転でバックをする時などに後方を振り向くと首に「ピリッ」とした痛みを感じる人も多いと思います。

起きている時は「ピリッ」と引き伸ばされるような痛みが出た後は、その人なりに首を動かしたり頭を傾けて首のストレッチを無意識に行っているため、痛みが酷くなる人はまれですよね。(痛みによる反射活動を筋肉を伸ばすことで抑制している) さて、寝違えの場合は朝起きて「痛ててて」と痛みに気づくわけです。この時痛みのある筋のストレッチを行いたいのですが、ゆっくりゆっくり動かすのがポイントです。痛みの我慢できる範囲まで頭をゆっくり動かし、首の筋肉が軽くつっぱる位置で10〜20秒ほど止めます。その後痛みの無い場所まで戻すという動きを繰り返しゆっくり続けていきます。自然とストレッチ効果が出て楽になると思われます。

出勤前に時間のある場合は、痛みのある首を中心にシャワー浴びながら(痛い部位の筋肉を温める)軽いマッサージや上記のストレッチを合わせることにより痛みが軽減しやすいと思います。(筋肉を温めると筋肉は緊張が緩む性質があります)寝違えは一過性の神経活動によるもので明らかな炎症は見られないため、ほとんどが数日で改善します。

仕事に支障が出るから早く改善したいという人は、鍼・整骨院・マッサージなどで対処するのをお勧めします。あなたが行き付けの信頼できる場所をご利用くださいね。もちろん疼元庠舎でも自信を持ってお受けいたします!前の話で出た筋硬結のある筋肉が硬くなる原因がこのことからも分かりますよね。

筋線維の破壊後に不完全な修復によりできてくる筋硬結は、弱い痛み刺激を持続的に発します。痛み刺激は筋硬結から脊髄を通り脳へ24時間伝えられています。自分(脳)では感じていない痛み刺激の持続でも筋硬結と脊髄の間で反射活動が続けられ、反射活動は筋肉を持続的に縮む方向へ働かせることで筋肉を硬くし、それが何年も続くことで体の柔軟性もどんどん低下していくということが。


Q 中腰の姿勢が続いたり、重いものを持ち上げようとした時に腰に痛みを感じますが?
A

私も含めて、この症状の人は多いですよね。私も背部リラックスコースを行っていると中腰姿勢も多く腰の痛みも感じます。肩凝りとは違い重いものを持つ時の痛みは局所性(ここが痛いとはっきり場所が示せる)の瞬間的な痛みを感じることが多いと思います。中腰姿勢は疲労と持続的な痛みが特徴で休憩や姿勢の変化で痛みが改善するのが特徴ですよね。

腰の周囲の筋肉で背筋(脊柱起立筋群)と腹筋(腹直筋)がよく知られていますが、腰痛には脊柱立筋群ともう一つ腰方形筋に問題のある人が多いですね。脊柱起立筋群は名前の通り、立ったり座ったりしている間に姿勢を維持するために常に使われている筋肉です。また、体を反る動作で使われる筋肉です。腰方形筋も体を横に倒したり体を反る動作時に使用される筋肉です。

この質問による痛みの方のほとんどに脊柱起立筋群か腰方形筋に筋硬結が存在しています。もちろんこれらの筋肉の柔軟性の低下もみられます。

人間は背筋と腹筋では背筋の方が強い力を発揮します。重量挙げの選手を思い浮かべてください。重い物を持ち上げようとする時に体を反った姿勢で持ち上げますよね。重いもの持つときは背筋をしっかり働かせていることを理解してください。

重いものを持ち上げる時は瞬間的に大きな力を入るために、脊柱起立筋群や腰方形筋が負荷に耐えられずに痛みが出現していると考えられます。また柔軟性の低下があれば体全体のバランスが低下し負荷のかかる場所が一部分に限局していることにも原因の一つと考えられます。このため、筋硬結の調整と筋力の強化、柔軟性の向上(腰の動きの柔らかさ)を行っていくことが重要になってきます。

中腰の姿勢を続けると痛みが増す人は、筋硬結が原因していますが。同じ姿勢による持続収縮による筋硬結への酸素運搬不足などが影響していると考えられます。腰周囲筋の持久力向上を行うことが大切と考えられます。

この腰の痛みを完全に0(ゼロ)にすることは難しいと思います。何度も言いますが筋硬結自体を消し去ることが出来ないため、筋硬結の調整、持久力・筋力の強化、柔軟性の向上を図れても、ある程度の痛み軽減は望めますが、完全に一生涯痛みを無くすことは困難でしょう。特に痛みの出現する原因が仕事内容(重労働など)による疲労性のものであれば、軽作業の仕事へ転職できればかなり違うと思われますが。

上記の様な動作時に一時的に強い腰痛を感じている方で、明らかな神経症状として太ももの裏やふくらはぎが持続的に痺れていて、夜間ふくらはぎが「つりやすい」「痛みの無い側のふくらはぎに比べると痛みのある側のふくらはぎが小さくなっているという症状が合わせて存在している人は、神経症状によるものでありヘルニアを疑う必要もありますね。

神経症状(痺れ・痛み)と筋肉の萎縮(ふくらはぎが小さくなる)のない人はヘルニア等の影響よりも筋肉の硬化の影響が痛みの要因として大きいでしょう。

最近腰や肩に痛みを感じてきたな〜?と感じている人では「痛みがどんどん強くなるのでは?」「このまま痛みが進むと肩が動かなくなる?歩けなくなるのでは?」と心配している方も多いと思います。心配の必要は全くありません!

ぎっくり腰などで、ある日突然に強い痛みが出て急に動けなくなっても、神経症状(ヘルニア)と筋萎縮が見られない人は痛みが完全に消えなくとも必ず軽減します。ずーと痛くて動けなくなるということはありません(笑)執拗に怖がらないでくださいね!

重度のぎっくり腰による強い痛みで入院が必要とされる方も1〜2ヶ月で痛みのピークを向かえて、後は一気に改善していきますね。ほとんどのぎっくり腰の人は1週間以内がピークのようですね。

ぎっくり腰は座薬で痛みをコントロールして、痛みを我慢できる範囲で動いていれば勝手に治ってしまうという分けです。炎症物質が痛みの元ですから、急性期の痛みの強い時期に民間療法をしてはだめですよ!下手な刺激により痛みが増強することも多々あります。

世間でよく聞く「ぎっくり腰になって〇〇整体に何度か通った(2〜3週間)ら痛くなくなった」「一ヶ月ほど温泉の湯治にいったら痛くなくなった」などと耳にしませんか・・・・・・・?

先ほどお話した通り病院の患者様で薬を飲んで特別な治療をなにもしないでも、多くの方が痛みが軽減する期間(基本的に治療を何もせずにほっておいても1〜2週間で治る)と一致しませんか?ぜひ、正しい知識を身につけて急性期と慢性期への対処法の選択を誤らないようにしてくださいね!

中腰姿勢の多い職場であれば、姿勢の工夫や自宅でのセルフケア(ストレッチ・トレーニング)の工夫など、自分で行う努力が最も重要になってくると言えます。

動作時の痛みに苦しんでいる方は「痛みを完全に無くしたい」、「痛みが無くなるまで注射や整体を頑張ろう」噂を聞いては遠くの病院や整体にあちこち通いつめたり、痛みを完全に無くすことに必死で痛みに執着しすぎる傾向が多くみられます。

痛みは病院・整体・鍼で治してもらうという受けての発想を捨てきれない方は噂を聞いてはあちこちに行く(ドクターショッピング)ということにはまり込んでいる方も多いですね。

物を持つときの痛み・中腰による痛みなどでは、痛み軽減のための技術といかに痛みが出ないように体作りをしていくかという能動的な考え方に転換していくかが最も大切になってくると思います。この問題改善には皆さんの努力が最も重要なポイントになることは確かです。


Q 背骨や骨盤が歪んでいるから痛みが出ると言われました?
A

整体などに通っていた方で、疼元庠舎に来られるようになったお客様の多くが質問される内容です。

冷静に考えてみましょう!脊柱(背骨)や骨盤が歪んでいることの多い人は誰でしょう?あなたの周りに沢山いるはずです。高齢者の方は何かしらの変形が存在し、変形の強い方は激しく背中が曲がっていますよね。痛みの原因が脊柱の歪みであれば、皆さんよりも全ての高齢者は全身に「強ーい痛み」が存在していないとおかしくありませんか?痛くて寝たきりの高齢者だらけじゃないとおかしくないですか?現実は元気な高齢者は多いですよね(笑)。

確かに高齢の方も肩・腰に痛みを持っていますが、30〜40歳代の肩や腰の痛みに苦しんでいる人に比べるとその痛みの度合いは小さなものに感じられますよね。「腰が痛いから明日も整骨院に行かないと」と楽しそうに言われる方、整骨院に行くのを楽しみにしている方が多くみられないですか?30〜40歳代の痛みに苦しむ人のような表情(軽いうつ症状)をしている高齢者は以外と少ないですよね。

統計データでも痛み(仕事や生活に支障をきたす肩凝りや腰痛)を最も強く感じる時期は30〜40歳代が一番多く、年齢が増加するごとに痛みを強く感じる人の数は低下していきます。一方脊柱や骨盤の歪みとしての原因である骨の変形や椎間孔(神経の出る穴)の狭小化は若年層に比べると高齢者の方が著しいのですが、痛みは若年層の方が強く多いようです。単純に背骨が歪んでいるから痛いという理由は矛盾すると思いませんか?

もっと言えば、肩凝りや腰痛は毎日同じ強さで感じていませんよね?強く感じる日もあれば感じいような日もあり、どの人も日による痛みの変化があるはずです。痛い時に急に背骨が曲がって痛くない時は背骨は曲がっていないのでしょうか?ありえませんよね。

生まれながらに脊椎の数が他者より多い人もいれば、障害により脊柱が曲がっている人もいますが、これらの人達全員が痛みがあるわけではありません。周りを見てください!変形性膝関節症診断を受けた人でも、変形が激しい人でも元気に歩いている人もいれば、変形は少ないが痛みが強く歩けない人もいますよね。

単純に「痛み=骨」とか「脊柱・骨盤の変形=痛み」と考えることはおかしなことなのです。私自身の患者様を見てきた経験や理学療法士として働いている友人達とも研修などで情報交換をしていますが、リハビリの専門家の意見としては脊柱や骨盤が歪んでいても痛みが出るとは限らないというのが正しいようですね。

痛み学でも触れていますが、慢性痛を軽減するためにはストレス・筋力・持久力・柔軟性(筋硬化)などと社会的背景(仕事や生活環境など)までを合わせて痛みを総合的に評価することが大切です。皆さんが痛みについて正確な情報を持つことで恐怖心や不安を無くし、痛みを冷静に見つめ対象法を考えていくことが大切なのです。

 ☆ちょっとマメ知識!

骨は人間の体の表面に皮膚があるように、骨の表面にも皮膚のような骨膜(こつまく)があります。この骨膜の部分には痛みを伝える神経がありあすが、骨の中には存在しません。関節は骨と骨が連結するのですが、関節の中の骨と骨が接する部分は関節軟骨が存在し、この関節軟骨も痛みを伝える神経はありません。

ということは?普段の生活の中で感じている肩凝りなどのような鈍い持続的な痛みは、骨が関わっていることが少ないということですよね。脛(すね)を打った時に骨に響く感じで、ものすごい痛みを経験したことありますよね。あのような瞬間的な激しい痛みは骨膜が痛みを伝えるのですが、普段感じる肩凝りや腰痛などの鈍い痛みや、五十肩などで肩を上げると引っ張られる感じの痛みどは骨格筋が原因しています。レントゲンで少々関節が壊れていても骨が衝突して痛いのではなく筋肉の柔軟性低下(短縮)や筋力低下が影響しています。関節が壊れているから痛みが出て当然と間違えないでくださいね。

私が担当した足の骨折後の患者様でも、体重を掛けても大丈夫な時期になっても歩く時に痛みが続き「骨が付いていないから骨が痛いのかな?」不安になる方が多く見られたのですが、その原因は骨折で長期間固定(ギプス固定)したために筋肉が短縮(たんしゅく:短かくなるという意味)し、歩く時に短縮した筋肉が引っ張られて「ピリッ」とする痛みを感じている人が多いですね。患者様の痛みの訴えなどからは骨の痛みという固定概念があるようで、「痛み=骨」という間違った常識が世の中には存在しているように感じますね。

この間違った常識が恐怖・不安を生み出し痛みをも増強させる場合も多々みられます!

骨自体は折れるような強い負荷や脛を打ったりした場合にのみ痛みを感知します。周りを見渡しても骨がスカスカになる骨粗鬆症が原因で痛い痛いと言ってる人はまずいないですよね。骨粗鬆症が原因の圧迫骨折を起こせば別ですが!

骨折後の人でもギプス固定中に痒いという人はいても痛いと騒いでいる人はいないですよね?ギブス固定中は骨はまだ付いていないのに・・・

そうです、折れた部分に負荷が掛からないから痛みはほとんど感じないのです。骨は壊れるような刺激に対して痛みを出すんですね。間違っても普段から持続的な痛みを感じることはまずあり得ません。

自分の体の痛みが「どんな動作で出るのか?」「どんな質の痛みなのか?」を表現できると、対処法もハッキリしてきますし要らない不安や恐怖は軽減すると思いませんか?

逆に言えば骨が変形しているから痛くてもしょうがないと思って諦めている人も沢山いらっしゃいますね。筋肉への適切な対処とトレーニングを行うことで痛みを0(ゼロ)には出来なくとも軽減できる可能性のある方は多いはずです。

手術はしない、薬も効果が薄い、残されているのは皆さん自身の努力ではないでしょうか?「楽に」「気持ちよく」「早く」治したいというのは・・・?

一緒にがんばってみませんか?ぜひ一度ご来店ください(笑顔)

注意として肩関節や股関節の中の方で痛みがあり、急に動かせなくなった方は痛みの原因は炎症による可能性が強いため、最初に医療機関をご利用ください。疼痛の急性期が予想されます。


Q 腰が痛くてヘルニアと診断されました。ヘルニアの痛みは治らないのでしょうか?
A

ヘルニアの診断を受けた方も多いですよね。ヘルニアがどうして起こるのか?どのような症状があるか?皆さんご存知だとは思いますがもう一度復習してみましょう!

脊柱(せきちゅう)は腰から首まで脊椎(せきつい)と脊椎(頚椎7、胸椎12、腰椎5、仙骨1)が積み重なって構成されています。脳から手や足を動かすために命令を伝える神経が脊髄(せきずい)として脊柱の中に存在しています。脊柱は脊髄を守る鎧のような役目もしているのですね。脊柱には椎間孔(ついかんこう)という穴があり、ここから手や足に伸びる神経が出入りしています。

脳と脊髄は中枢神経(ちゅうすうしんけい)と呼ばれ、脊柱から出て手や足に伸びている神経を末梢神経(まっしょうしんけい)と呼ばれます。お尻から太ももの裏あたりが痛いと坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)と言われたり、胸が痛いと肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)とか言われたりしますよね。これらよく聞く名前の神経もみな脊柱から出た神経で末梢神経というわけです。

上下の脊椎の間にクッションとして存在しているのが椎間板(ついかんばん)です。この椎間板が弾力性が低下し変形してくると上下の椎骨の間が狭くなり神経を圧迫します。この圧迫により圧迫場所の痛みや痺れ(頚椎ヘルニアでは首〜肩、腰椎ヘルニアでは腰)と神経の伸びる先(頚椎ヘルニアでは腕や手や指先、腰椎ヘルニアではお尻・ふともも・ふくらはぎ・足指など)に痛みや痺れが出現すると言う訳です。椎間板が変性してくると脊柱の変形や椎間孔の狭小化もおこりますよね。

ヘルニアの痛みの原因は椎間板が変性して脊柱のラインが崩れて神経を圧迫しているということだから。あれ〜?やっぱり痛い原因は背骨が歪み神経を圧迫するということだから、結局は背骨が歪んでいるから痛みが出るということじゃないか?と思った人も多いですよね。

脊柱の歪みによる神経の圧迫は、圧迫された神経の繋がっている先にある筋肉・靭帯・骨などを変性させます。 人間は年を取る以上はこれらの変性は誰にでも起こり、痛みを出す原因が全ての人に存在しているという事実があります。周りを見渡しても原因(筋肉・靭帯・骨などの変性)があっても痛みを「感じている人」と「感じていない人」が存在するのも事実ですよね。

確かにヘルニアは痛みや痺れを出しますが、MRIで椎間板の変性や椎間孔の狭小化が激しいものでも痛みを出さない無症状のヘルニアも多くみられます!

マジですか・・・・?

実は20歳くらいの痛みや痺れの無い大半の若者でもレントゲンを取れば、大小個人差はありますが椎間板の変性は1〜2箇所は存在するものです。全く変性や狭小化の無い人の方がかなり少ないというのが現状です。また、高齢者の背中が丸く曲がっている方は脊柱すべての変形があるため、背中全体に痛みがないとおかしいということになりますよね?実際は背中全体が痛い痛いと言ってる人はいないですよね(笑)

一般に普及している「ヘルニア=痛い・痺れる」という常識が非常識なんですね。

周りの人でヘルニアと診断を受けたことのある人に話を聞いてみましょう!

「1年くらい前に腰が痛くて病院へ行ったらヘルニアと言われたけど、最近は痛くない」とか「ヘルニアの診断を受けたけど、前に比べたら今は痛みは軽いし時々気になる程度かな?」とか逆に「手術したけど今も痛いよ」なんて言ってる人は多いと思いますよ。

時間の経過で痛みが減ったり、疲れた時に痛みが増強したり、体の調子やストレスであなたの痛みや痺れが変化するならば、本当にヘルニアが痛みの原因であるかを考えることは大切ですね。そんなに都合よく椎間板が圧迫したり引っ込んだりしている訳がないですから。

MRIやCTの画像でヘルニアが認められても、あなたの普段の生活で感じる痛み?痛みの増減がどんな時にあるか?圧迫されている神経の伸びる範囲に痺れや痛み(頚椎ヘルニアは腕や手にかけて・腰痛ヘルニアではお尻から足にかけて)があるか?あなたの体の硬さ(筋肉の硬化しているか)は強くないか?

などから総合的に痛みの原因を評価することが大切ではないでしょうか?

本当にその圧迫が原因で痛みや痺れがあるかを探るのに、レントゲンだけで判断するの・・・・・?

実際、ヘルニアの手術をした人としていない人の予後を調査した結果、1年後にはあまり痛みの違いが無いという結果が出ています。このような違いから現在は手術をなるべくしないようになってきています。手術の有無はしっかり医師と話し合い、医師の説明を正しく理解するためにもヘルニアについてあなた自身もしっかり勉強されることが大切です。

ヘルニアがMRIで存在していても純粋に痛みの原因がヘルニアだけでない場合も多々ありますし、筋肉の硬化の影響が強い場合は硬化した筋肉の改善を図ることで痛みを0(ゼロ)に出来なくとも痛みの軽減が図れる可能性も大いに期待できると言えますね。

疼元庠舎では、このようにヘルニア様症状により痛みのある方に対して、背部リラックスコースを行い筋肉の硬化軽減を図り、お客様の痛み緩和を目指します。筋肉の硬化による原因が大きい方には痛み緩和効果が期待できます。

しかし、腰周辺の筋肉も柔らかく、左右のふくらはぎなどの大きさが違う(痛みのある方が小さい)、痛みや痺れる方のふくらはぎが硬さもないような場合は明らかに神経の変性によるものです。この様な症状の方は手術の検討が必要とされる状態も予想されるため、ぜひ医療機関を受診してください。

「ヘルニア=痛み・痺れ」「レントゲンでの神経圧迫画像=痛み・痺れ」という一般の常識が非常識ということをぜひ理解していただきたいと思います。

余談ですが足の痺れは糖尿病や脳の影響でもみられますので、働き盛りのお父さん方は糖尿病を元気な高齢者の方は脳を心配する必要があるため、整形外科ではっきりしない場合は一応は内科か脳神経外科の受診をしておかれることをお勧めします。


Q 運動が大切と言われたけど、仕事で沢山歩いたり体は使っているのですが?
A

腰や膝が痛くて受診された方はよくお医者さんに言われますよね、「運動して足の筋肉を鍛えなくちゃ!」「どんどん歩いてください」「あなたの膝や腰の痛みは体重を落とさないと治りませんよ、ダイエットしてください」などなど。病院や整骨院で言われたことありますよね!

・・・?「仕事ではかなり動いているけどな?」「営業などでかなり歩いているけどな?」「家事や洗濯や掃除と忙しくしてるのに?」など皆さんは体を使っているし仕事が終わればかなり疲れるから体力は使っているのにな〜?と思う人も多いですよね。

健康のために行ってもらいたい運動は出来るだけ全身の筋肉を使うような、筋肉の強い収縮(しゅうしゅく:縮むという意味)と弛緩(しかん:緩むという意味)を繰り返し行う運動です。

皆さんの仕事はどうでしょう?パソコンを多用する事務系や工場などの同じ姿勢を維持することの多い仕事から、革靴やヒールを履いて歩き回る営業、立っていることの長い医療やサービス業などなど。共通するのは疲労するけどそれ程は強い力(筋肉の強い収縮)を使わない労働ですよね。

 これらの仕事で行われる動作では、一部の筋肉は弱い力を使い続けるため筋肉は弱く持続的に収縮しています。持続的に毛細血管などの血流は阻害されることで筋肉内は循環が悪い状態を生み出しています。すると疲労物質は蓄積されて筋肉が硬くなる状態を生み出します。ローパワーの仕事は楽そうだけど実際は疲労は強いしあまり体に良くないということですね。

筋肉は適度に強い収縮を繰り返して使った後には、循環が促進され筋肉は弛緩(しかん:ゆるむという意味)する性質があります。弛緩した筋肉は楽に動かしやすく感じます。皆さんがストレッチや軽い運動後に時々使われる「体がほぐれる」という表現ですね。

皆さん普段の生活の中で無意識に行っていますよ。朝起きたらベッドの上などで背伸びしませんか?あれは背中を反ることで背中の筋肉(脊柱起立筋群)を強く収縮させた後に力を抜きますよね。そうです!強い収縮の後に弛緩するストレッチを自然と行っているのです。体がほぐれて気持ちいいですよね。

これは人間だけでなく猫もよく行ってますね。動く(運動する)ためには柔軟性が重要なことは動物でも知っていることなんですね。

適度のスポーツをした後に汗をかき息が上がっていても爽快感があり、体が動かしやすい状態を感じられたことありますよね。あの状態を出すのがよい運動であり大切ですね!皆さんの仕事の後には、気分的な爽快感はあれども肉体的な爽快感は無いのではないでしょうか?仕事による運動は体がほぐれていないからあまり健康的ではないということですね。

営業などで沢山歩いている方は革靴で歩いていることが問題で、足腰に負担の大きい革靴での歩行は体をいじめているのと同じです。歩けば歩くほど筋肉の硬化を進めてしまいます。

病院で鍛えなさいと言われて膝や腰が悪い人でウォーキングをやり過ぎる人もよくみられます。痛みがあると筋肉は縮むということをお話しましたよね、膝や腰の筋肉を鍛えて大きくしても痛みが減ると言う保障は無いですし、逆に硬化して動きが悪くなり痛みが出やすくなることもあります。歩きすぎるのも害になるということを覚えておいてください。適切な運動量が大切です!

腰痛でもそうですが、「腹筋が弱いから腰が痛いので腹筋を強く鍛えてください」と病院などで指導されて、家で腹筋を繰り返している人いませんか?間違った腹筋は腰周辺の筋肉を硬化させますし、硬化し伸び縮みが困難になった筋肉は・・・・?筋肉はゴムと性質は似ているためゴムが硬くなると切れやすいですよね!そう筋線維が壊れやすくなるり再度腰痛を生じさせることにもなりかねません。

健康のためとスポーツジムに通いマシントレーニング中に痛みが増強する人は、まずは柔軟性の改善に重点をおく必要があります。痛みが増強する人の筋肉はマシーントレーニングが出来る状態ではないということです。

腰周囲筋の柔軟性を向上・維持させながら徐々に強化していくようにしてください。実は腰痛の原因が腹筋の筋力低下であるという証明はされていません。質問Bのような腰痛症状の場合は筋力強化は痛み軽減のための一つの方法として役に立つと思われますが、腹筋だけが強くなったからと言って痛みが消え去ることは少ないでしょう。スポーツ選手もボディービルダーも腰痛持ちは多いですからね(笑)。

スポーツでも運動特性が違うため種目により使用する筋肉の偏りがあります。マラソン・体操・野球・サッカー・格闘技などいろんな種目がありますが、同じ競技の選手では体格(おおきくなっている筋肉の場所)は似ていますが競技が違うと体格はかなり違いますよね。走ることの多いマラソンとサッカー選手でも違いますし、まして格闘技と比べるとぜんぜん違います。

趣味でスポーツをされている人でも、一部の筋肉の使用が多いという偏りが存在するのです。趣味で運動しているから自分は健康と思い込まずに運動特性の違うスポーツを合わせるか使用していない筋肉を対象としたトレーニングを行っていくと、普段あまり使っていない筋肉を使用することでさらに健康増進が図れるかもしれませんね(笑)・・・私は休みにゴロゴロするのが好きですが(反省)

「運動=健康」「筋肉を鍛える=痛みの軽減」と単純に考えるのは非常識で、その人の身体状況に応じた適切な運動でないと運動は不健康の原因にもなるということを認識して運動を行っていただければと思います。

健康でないと「体を鍛えていないから」という根性論に近い言葉をよく耳にしますが、この間違った概念が変わらないと体の硬い大人は減らずに肩凝り腰痛に苦しむ人は軽減しないように思います。学校教育での体育などは運動で体を鍛えるという方針ですが、もっと柔軟性を維持するための体操やストレッチ、その仕組みを理論的に教えて行くことで小さい頃から体を管理する意識を持てるのではないでしょうか?なんて思います。

皆さんも理想的な身体能力を持たれた時期がありますよ。小・中学生の頃の柔軟性と運動時のスピード感ですよね。子供達の遊んだり運動している姿は全身がバネのようで、飛び跳ねるという表現があてはまる時期ですね。今では私も全身ガチガチですが(苦笑)

体操選手やバレリーナは柔軟体操に毎日多くの時間を費やします。体の柔らかいこれらの人が特殊ではなく、柔軟性の管理をしてこなかった体の硬くなった多くの人達の方が異常なんですね。体の硬い猫や犬を見たことないですよね(^-^)人間だけが硬いのは・・・・?

誰しも中学生から高校生に掛けて筋肉が硬化し始める方が多いため、10代より柔軟性を意識したエクササイズを続けていくと、歳を取っても柔らかい体を維持することは可能なんですよね!

間違っても酢を沢山飲んでも体は柔らかくなりませんから(^-^)

今後の健康のための運動には鍛えるという意識よりも柔軟性という意識に重点を置いて取り組んでいただければ幸いです。


Q 関節が壊れているから痛みが出ると言われました。関節が壊れているからしょうがないとあきらめています・・・
A

五十肩(肩関節周囲炎)、変形性膝関節症、慢性関節リウマチなどの診断を受けた方は多かれ少なかれ関節の破壊はMRIやCTでみられます。「関節が壊れているから痛くて当然」「壊れた骨が痛みを出しているからどうしようもない」と諦めている人も多いようです。

実際はどうでしょう?

これらの疾患で共通する関節の破壊による痛みを理解するために、関節の構造についてのお話が必要になります。皆さんに分かりやすいように、ここでは簡単に基本的なことをお話しすることにしましょう。

例として膝の関節で説明します。膝関節は太ももの骨である大腿骨(だいたいこつ)と膝下の脛の骨である脛骨(けいこつ)とその上にある膝の皿である膝蓋骨(しつがいこつ)との間の関節です。

大腿骨と脛骨の間を大腿脛骨関節、大腿骨と膝蓋骨の間を大腿膝蓋関節と呼びます。

私達が立ったり、歩いたりする時に頭や体の重みを支える役目を大腿骨と脛骨が行い、膝蓋骨は膝の曲げ伸ばしを容易にする働きをします。

みなさんがMRIやCTで関節が破壊されていると画像の説明を受けるのは、体重を支える大腿骨と脛骨が向かい合っている大腿脛骨関節です。

「だいぶ関節の軟骨が磨り減っていますね・・・」という説明ありますよね。

大腿脛骨関節は骨と骨が向かい合い関節を作っています。この関節の大腿骨と脛骨の合わさる部分にはそれぞれ関節軟骨があります。MRIやCT画像でその関節軟骨が磨り減っているなら痛くて当然のような気分になってしまいます。一生痛いままかと諦めてしまいます。

しかし、この関節軟骨には痛みを伝える神経は存在しません。だから普段歩いたり走ったりして体重が膝にかかっても痛みが無いのです。関節面の骨から脳へ痛みを伝えようとするならかなり激しい破壊が必要でしょうね。逆に関節外の骨の表面には骨膜があり痛みを伝える神経が存在します。脛を打った時に激しい痛みを感じますよね、あれです!

痛みを伝える神経は関節を構成する部分の軟骨には存在せずに、関節の骨以外の部分には存在するということをぜひ覚えてください。ほとんどの方の関節変形による痛みは骨が痛みを脳へ伝達し感知しているのではないという事実を。

骨と骨が合わされば関節が出来るわけではなく、関節を構成するために半月板(はんげつばん)・靭帯(じんたい)・関節包(かんせつほう)・筋肉などが存在します。

半月板は脊柱の椎間板のようなクッションの役割をし、関節を構成する骨と骨を靭帯がつないでいます。靭帯は関節が過度に曲がったり伸びたりしないように、関節の動きを制限するブレーキの役割を担っています。関節を包み込むように関節包が存在し、関節面の動きを容易にするために関節包内に関節液を含みます。関節液は動きのための潤滑油としてまた関節軟骨の栄養源ともなっています。関節を関節包が包みその周りに筋肉があります。この筋肉が縮むことで関節を動かすことができるというわけです。

さて関節軟骨には実際に痛みを伝える神経はありません。膝は・・・でも痛いですよね?

そろそろお気づきでしょう。そうです!関節を取り囲む半月板・靭帯・関節包・筋肉に痛みを伝える神経が存在するのです。スポーツ選手の怪我でよく聴きますよね、半月板損傷とか十字靭帯断裂などなど・・・!

関節内で起こる痛みを出す物質を関節軟骨以外のものが痛みの元である炎症物質を感知し痛みとして脳へ知らせてくれているのです。関節内の炎症の有無がポイントです。痛み学で5徴候の話が出ましたよね。膝関節に発赤・発熱・疼痛・腫脹・機能障害は見られますか?

五十肩・変形性膝関節症・慢性関節リウマチなど、病名の名前は違えどもこれらにみられる激しい痛みのある時期(痛くて肩が挙げれない、歩けない)は急性期として共通しています。急性期は炎症物質が痛みの原因です。 関節内で炎症が起きており、この痛みをだす炎症物質を半月板・関節包・靭帯・筋肉が感知しているのでしょう。ということは・・・・!急性期は薬剤が主役となりますね。急性期の症状の方は必ず医療機関を受診しましょう。

しかし、皆さんは「昔は痛みが強い時期が数週間〜数ヶ月(重度の方は入院の経験がある)あったが今はその時のような強い痛みは無いが関節を動かすと痛い」とか「強い痛みで動けないという時期は無かったが、膝の変形はあるし歩くと膝に痛みを感じるようになってきた」などという状態ではないですか?

この様な症状の方は炎症5徴候の中でも急性期の最初に見られる発赤・発熱・腫脹が明らかに見られないで痛みがありませんか?

・・・・?どうも今感じている痛みは炎症が主役の痛みではないようですね!

昔し強い痛みがあり入院した人などで痛みが現在も続いている人は、入院期間中に痛みのために動けなかった時期があります。この時期に関節の動きも少なく、運動量も低下しているため関節を構成している靭帯・関節包・筋肉などの柔軟性の低下や筋力・持久力低下や閾値低下(痛み学参照)などが起きて、個人により大小の差はありますが現在も柔軟性・筋力・持久力・閾値低下が持続している可能性がありますね。

要は膝の周辺組織がひ弱なままでリハビリ不足ということです。

 みなさんの膝関節では以下の状態がみられませんか?

・膝の曲げ伸ばしの出来る範囲が狭くなっていませんか?

 (可動域制限:かどういきせいげん)

・膝を曲げ伸ばしする時の動きに滑らかさが低下していませんか?

 (関節の曲げ伸ばしで引っかかるような感覚や抵抗感やグツグツと鈍い音がするなど)

・膝周囲の筋肉を触ると硬くなっていませんか?

 (痛い部分の筋肉を触るとゴムのような弾力性というよりもカチカチと硬い感じがする)

・筋肉を押すと痛みを感じやすくありませんか?

 (痛みのある周囲は軽く押しても違和感や痛みを感じやすい)

・筋力が低下したまま足が以前より細くありませんか?

 (痛みのある側と無い側の足の大きさが違うなど)

急性期の症状がなく徐々に膝関節の破壊が進んでいる人(痛みが徐々に増してきている人)も上記の問題と同様のことが膝関節で起きているはずです。痛みが出た時から膝が悪くなったのではなく、痛みの無い時期から徐々に膝周囲の組織変性が進行して悪くなってきていたというのが事実です。

何度も言いますが、骨や筋肉は小さい頃の発育段階でも損傷と修復は繰り返し行っています。20歳を超えると徐々に衰え損傷していくのは当然のことです。関節の軽い変形や動かす時(歩行・スポーツなど)の違和感を感じるような場合は、早期からの体調管理を始められることをお勧めいたします。

決して痛みが出た時から急に悪くなっているのではなく、その組織破壊の進行は痛みの無い時期からあるのです。痛みが出る時は体が「これ以上壊れたらまずいよー」て悲鳴を上げているのです。虫歯が軽い時期は痛みが無いのと同じですね。

女性に多いO脚(変形性膝関節症)などは変形が進んでからはまず改善は不可能です。年齢は関係なく鏡で見て「少しO脚気味かな?」と感じるようなら、すぐに適切な管理を始めるべきでしょう。適切なウォーキングやエクササイズを継続することによる股関節の内転筋やハムストリングスの柔軟性の維持・強化が重要ですね。早期からの動作改善(歩行時の筋肉の動きを適正な動きへ再教育する)というのがポイントなんです!

整体のO脚矯正などは・・・・?私個人としては持続効果がないためお勧めしません(笑)

皆さんならお分かりですよね、24時間〜365日〜数年という中で日常繰り返される歩行などの動作の積み重ねにより関節変形は進んでいくものです。それに対して病院や整体に通い注射や数分間のポキポキで治してもらおうという発想がズレていることを。

膝関節面の破壊は手術をしないと修正できません。ましてや進行した膝関節の変形を手術をせずに矯正するなど100%不可能です(笑)。

誰かに治してもらおうという受身の姿勢ではなく、あなた自身が意識して行う持続効果を出すための健康作りでなくてはいけないのですよ!

話を戻します。入院を必要とする急性期ではない皆さん(慢性期)では、純粋に膝関節の軟骨だけが問題で痛みがあり動きが悪いという人はまずいないでしょう。

関節軟骨の破壊による関節自体の動きの悪化は痛みや可動域制限の原因の一つになるのは事実です。関節の破壊に対して骨以外の部分に対する改善は皆さんの努力でしか対応できないということです。

膝の痛みの軽減や歩行スピード・距離の増加を図るためには、関節をトレーニングする技術と筋肉の柔軟性・筋力・持久力を強化する技術の専門的なサポートが重要であり、なにより皆さんの日々の努力が重要になってくると思います。

膝関節を例にお話しましたが他の関節の痛みも同じです。関節に明らかな強い炎症が無い方は薬よりもまずは筋肉の硬化改善や筋力・持久力強化を専門的にできる人のいる環境で努力してみてください。きっと今よりも痛みは軽減していくと思いますよ。(^-^)

慢性期の薬の効果の無い時期に薬をせがんでも効果が無いからと言って「このやぶ医者」と怒っている人は筋違いですよね(笑)


Q 背部リラックスコースやマッサージなどを受けると筋肉の硬化が改善して体が柔らかくなりますか?
A

初めてお店のコースに関係する大事な部分の説明ができそうです(^-^)。@〜Fまでの質問中にも筋肉の硬化による痛みについてお話してきました。筋肉の柔軟性を獲得できるかは筋肉の影響する痛み軽減の重要なポイントであることは間違いありません。

筋肉は粘弾性(ねんだんせい)をもつ物質です。例えば筋肉を指で圧迫してもすぐに元の形に戻りますよね(弾性)、また椅子に座るとお尻の筋肉は座るために適した形(ある程度つぶれた状態)で維持されますよね(粘性)このような性質をもつ物質であるということを覚えてください。

スポーツ選手などの筋肉は硬いイメージがありませんか?TVを見てるとK1選手(格闘家)などの筋肉は硬そうにみえませんか?確かに筋肉に力をこめた時はかなり筋肉が硬いのは事実ですが、リラックスした状態(弛緩)でさわると驚くほど弾力性があるものです。

肩凝りの人は脊柱の近くの姿勢を維持するための筋肉(最長筋・腸肋筋・多裂筋)の弾力性が低下し硬くなっている人が多く見られます。

背中の筋肉の硬化をチェックしたい人は背中を触ってみよう!

背中の筋肉は姿勢を維持するために働いていますから重力の影響が無い姿勢で筋肉に力が入っていない姿勢で背中を触る必要がありますよね。・・・?座った姿勢で触ると皆さんある程度硬いですよ。

まず、うつ伏せになります。背中の中心が腰から首に掛けて真っ直ぐ窪んでいますよね。その部分は脊柱の刺突起という骨があるため窪んでいます。圧迫すると硬い骨が触れるはずです。その窪みの両側に筋肉の盛り上がった部分(山のような盛り上がり)が腰から首まで伸びていますよね。それが最長筋です。最長筋の腰や肩の部分などを触ったり圧迫してみてください。

肩凝りや腰痛の強い人は痛みのある部分は筋肉が硬く「コリコリ」した感触の強い人が多いと思います。重度の人は「ゴリゴリ」した感触かも?筋硬化が重度の人になると筋肉が動かずに背中が硬い板のような感じです。よい筋肉は圧迫すると強く弾かれるような弾力性がありますし、揉んだり触られるとくすぐったい感じがします。

みなさんの家族の人の背中を触り比べてみてくださ、圧迫による弾力性の違いがあるはずです。10〜20代では筋肉の性状がよい人が多いため弾力性があり皮膚感覚も正常なので「くすぐったい」と感じる人も多いと思います。「気持ちいい」とか「痛い」と感じる人は・・・・?筋肉の硬化が進んでいますね。気をつけましょう!

うつ伏せでの背中の筋肉は重力の影響も無く姿勢を維持するために働かなくてよい状態(筋肉が緩まなくてはいけない状態)であるにも関わらず、硬く弾力性が低下しているという状態は筋肉が弛緩しきれていない異常な状態ということです。

弛緩しきれていないということは、筋肉内の血流は悪く酸素不足の状態ですから筋肉内の細胞には栄養が行きにくい状態ですよね、疲労物質は蓄積しやすい状態であり筋線維は損傷もしやすいため痛みや凝りを感じやすい状態であると言えます。

筋肉の硬化は、筋線維などの変性(筋硬結)や無意識下に行なわれている自律神経や反射活動(筋肉の収縮・弛緩)などの総合的な異常結果として現れます。

自分でいくら力を抜こうとしてもコントロールできない筋肉の硬さというわけです。家でゴロゴロしてる時や睡眠時に自分ではリラックスして力が入っていないつもりでも、筋肉が弛緩しきれていないため肩凝りが重度の方などはゴロゴロしたり夜眠っても「スッキリしない」「疲れが取れない」のは当然ですよね。

この弾力性の改善にはマッサージ(あん摩マッサージ指圧師の免許を有する方)や鍼や疼元庠舎で使用する器械による筋肉への直接刺激が効果を発揮します。

これぞ専門家の力が発揮できる領域です!

マーサージや疼元庠舎の使用する器械による振動・圧迫刺激は筋線維の局所的(圧迫部位)なストレッチ効果を与え、硬化した筋線維の破壊を起こします。

筋線維の適度な破壊と修復により筋肉の弾力性の改善がみられますが、筋線維も硬化が進みすぎると改善には時間が掛かり、硬化が強すぎると改善が思うように進まないものです。

痛みが強くなり過ぎてからの調整では遅いというのが事実で、その改善もわずかなものでしかないでしょう。早期からの調整が大切ですね。

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バイブレーション器械による振動は手によるマッサージでは不可能な振動を与え、専門家によるピンポイントでの局所圧迫調整(一部の筋線維を対象とした圧迫)が可能になったことで、より高度な筋弛緩効果を出すことが可能となりました。また、振動刺激は反射活動を利用した筋弛緩のため手で押すことによる無駄な局所ストレッチが無くなり、翌日のもみ返し(筋肉の痛みと関節の動かし難さを合わせた反応)の出現が少なくなりました。

話を戻します。筋肉の硬化はこれら筋肉への直接刺激が有効ですが、これは肩凝り腰痛などの痛みを軽減するために必要な方法の一つですが、弾性の改善により明らかに体が柔らかくなることはありません。体の柔軟性には粘弾性とは別の要因が関わるということです。

さて、体を前屈して床に手がつく人や開脚が大きくできる人を見ると体が柔らかいなー!すごい!と思いますよね。この体の柔軟性は筋肉の伸張性(しんちょうせい)が関わります。単純に筋肉がよく伸びるかということです。 

小・中学生の時は柔軟性があり体の状態が良いというお話を質問Eでしました。歳を取り筋肉が硬化してくると前屈では太ももの裏(ハムストリングスと呼ばれる筋肉)が「ピリピリ」して手が床につかない人が増えますよね?開脚すると太ももの内側(股関節の内転筋群)が痛くて出来ない人多いですよね?

皆さん歳を取り発育段階が終了する20歳くらいから生活の中での動きも仕事などに追われて減少していきますよね。学生の時はなにもしなくとも柔らかさがあったのに・・・・・今や肩凝り腰痛に悩まされる毎日となり悲しいものです(涙)

プロのバレリーナの人などは柔軟体操に毎日多くの時間を費やすのは事実です。開脚のような関節の大きな可動範囲を維持するためには、可動できる全範囲(最終域まで)まで動かし股関節の内転筋群(股を閉じる働きをする筋肉)への伸張刺激(ストレッチ)を行ない続ける必要があります。できれば毎日行なった方がいいでしょう!

私も含めて、一旦硬化し伸張性の低下した筋肉を伸びるようにするということはかなり大変です。筋肉を電子顕微鏡でみるとZ帯(節目のようにみえる)というものが見えます。短縮している筋肉内ではこのZ帯の数は減少しており、筋肉の伸張性を上げるにはこのZ帯を増やす必要があります。

どうやって増やすの?筋線維を少しづつ破壊し筋線維を再生させることで改善が可能なんですが、壊すということは当然痛みが伴います。

TVのニュースや特集などで相撲部屋に入門した新弟子が体を柔らかくして怪我をしないようにと、先輩力士に背中を押されながら股割りで泣いているのを見たことありませんか?怖い!痛い!あれは股関節の筋を壊して筋線維を再生させて筋肉の伸張性を増大させているのです。方法論としては一番適切ですよね。

伸張刺激をどの程度で進めていくかがポイントです、適当にやっちゃうと怪我をします。

毎日少しずつ慎重に開脚する角度を増加していくことが理想的です。あせらずに半年〜1年くらいを目標にいろんな運動と合わせながらゆっくり取り組んでみてください。

筋肉の伸張性の低下により、どこか一つの関節の可動域制限(かんせつの動く範囲が小さくなるという意味)は他の関節への負担増加をもたらし、他の関節部位の負担の増加は新たな痛みの出現や痛み増加に関係します(質問7)。

柔軟性に必要な筋の伸張性改善には専門的な知識と技術によるサポート、皆さんのこつこ つと日々の努力(エクササイズ)による2つが合わさり改善が可能となるでしょう。

マッサージなどでの筋弛緩は弾性の改善に働き、終了後に伸張性も若干変化しますが、関 節可動域の持続的な拡大にはいたりません。マッサージ・整体・鍼の施術終了後に前屈すると 床に手がつかなかった人がつくなどの反応が見られますが、翌日には確実に元に戻っていま すよね?民間療法による施術では長時間の持続効果は不可能です。

皆さんの健康な体作りや痛み軽減のためには、施術を体の動き易さを出すきっかけの技術 としてお客様に説明し技術を使用し、個々に合わせた適切なストレッチ・エクササイズなどの指導まで を総合的に行っているお店を選びたいものですね!


Q 肩こりの強い時や疲れた時に頭痛がします。
A

頭痛は多くの人が経験したことがあると思います。皆さんが主に聞く頭痛と言えば緊張型頭 痛と片頭痛ですね。多くの人が普段から感じることの多い頭痛は緊張型頭痛とされています。   この緊張型頭痛の特徴は頭の両側や後頭部の首の付け根あたりを中心に、軽度〜中等度 の鈍い痛みが感じられるものです。痛みの質としては「うずくような」「頭を締め付けるような」感 じで仕事中に感じることは多いのですが、日常動作により痛みの増減がないため仕事は続け られます。我慢できる一定の弱い痛みが続くような感じですね。痛みが出ている時は肩こりな どのような体の疲労感や精神的な疲労感を伴っている人は多いようです。

これに対し片頭痛は、痛みの起こる前の段階で前駆症状・前兆があり痛みも中等度〜重度 とされています。痛みは頭の片側に起こることが多く拍動性(脈に合わせたリズムでドクドクと 痛む)のものが多いようです。頭痛の間は悪心や嘔吐がみられるのも特徴のようですね。日常 動作により痛みが増強するため痛みが出現すると仕事が困難のようです。

片頭痛の患者様はリハビリの対象疾患でもありませんし私も担当した事がありません。私自 身も片頭痛はありませんので正確なことが書けないのは残念です。片頭痛の症状の方は医療 機関受診をお勧めいたします。

 さて、緊張型頭痛の症状に当てはまる皆さんは疼元庠舎がお役に立てる方です。頭痛の原 因は首〜肩(肩甲骨周囲筋)にかけての筋肉の硬化や一時的な筋緊張亢進が頭痛の誘発因 子になっていると考えられます。

首〜肩(後面)にある筋肉の多くは後頭部の首の付け根あたり(頭蓋骨の後下方)から伸び て肩甲骨に付着し肩甲骨周囲筋とも繋がっています。

頭痛が強い人はこの首の付け根辺りにゴリゴリとした筋硬結が存在している方が多いと思い ます。気づいている人も多いですよね。

また、頭痛のある時に首の付け根あたりを揉むと楽になるために仕事中など手があくとつい 揉んでしまう人も(ふと気づくと首に手がいってる)多いですよね(モミモミ^-^)

首の筋肉が痛みの原因の一つであるのは事実のようですね!

・・・・ということは?首の付け根を揉めば痛みは解消できるんだ!・・・・・と考えてしまうのは 単純なんですよ。

頭痛が強い人に多いのですが頭痛時に自分で首をつい揉んでしまうが、揉んでる時は気持 ちいいが止めてしばらくすると余計に痛みや気分不良が強くなる人も多いと思います。

首の筋肉を揉んで柔らかくしているのに痛みや気分不良が増すのはなぜだろう?首の付け 根の筋硬結に刺激を入れているのになぜ症状が軽減しないのだろう?

首の筋肉は肩にある肩甲骨に付着しているし肩甲骨周囲筋と繋がっているということをお伝 えしました。ということは肩甲骨の周囲筋がなにか関わっているようですね?

肩甲骨を中心とした肩関節の構造に骨・神経・筋肉が関わるために、これらの働きを知ると 頭痛の誘発因子として肩こりが影響してくることが理解できます。

肩甲骨は背中にある意外に大きな骨です。皆さん背中を掻くとき(手を腰や背中に下から回 すと)に肩の辺りにポコッと出てくる骨がありますよね。それが肩甲骨です。この肩甲骨は腕の 骨と関節を作り肩関節(肩甲上腕関節)をつくります。肩の関節を作るため重要そうな感じがし ますね!

肩甲骨は肩の関節を作ると共に肩を動かすために重要な支持機構でもあります。日常生活 の中で手を挙げる時に、この肩甲骨が背骨の方に引きつけられながら上手く回旋していかな いと手を上げることは出来ません。要するに肩をがっちり固定する必要があるということです ね。

この肩甲骨を背骨の方に引き付けたり回旋させる筋肉は、首の付け根から肩甲骨について いる肩甲挙筋や肩甲骨と背骨の間にある大・小菱形筋(特に筋硬結ができやすい筋肉)など があります(他にもあります)。これらの筋肉が頭痛に関わってきます。

肩が凝ると皆さん家で肩を揉んでもらったり、肩たたきしてもらったりしますよね。この時に肩 を揉んだり叩いたりしてもらってる肩の筋肉は僧帽筋(鎖骨の上にある肩の摘める筋肉)という 筋肉です。この筋肉が硬く凝った感じがしてる人は多いと思います。

私も子供のころにばあちゃんの肩を力いっぱい揉んでも「あ〜気持ちいいまだ強くていいよ」 と言われ「効いていないー?うそー!」自分の指が折れるかと思うくらいでした。なんて硬さだ ー!(><)

肩こりには筋硬結が影響しているというお話(質問@)をしましたが、この筋硬結は主に大き い筋肉には出来にくいものです。皆さんの周りでも太ももやお尻などの大きい筋肉にコリコリし たものがあるといってる人を見たことないでしょう?僧帽筋は肩の大変大きな筋肉で僧帽筋に 筋硬結がありそれが原因で肩が凝っているという人は意外に少ないようですね。(僧帽筋自体 の問題の方もいます)

僧帽筋に痛みや凝りを感じるのに・・・?

大多数の方の肩こりの原因部位としては、肩甲骨と背骨の間にある大・小菱形筋やこの部 分にある脊柱起立筋郡などに筋硬結が存在していることが多く、この部分にある筋硬結から の痛み刺激の反射として肩周囲筋が硬く(緊張亢進)なり、次に首の筋肉が硬くなってくる人が 多いようです。

首や肩甲骨周囲にある筋肉に伸びる神経は同じ頚椎(首の脊柱)から出て枝分かれしたものが多く、その神経が繋がっている筋肉の一部に筋硬結が出来ると神経の関連(つながり)が ある他の筋肉も反射で縮もう縮もうとするわけです。僧帽筋なども筋硬結がなくとも反射の影 響で硬くなっていくというわけですね。

ほとんどの方の肩こりでは別の場所に痛みの原因があるのに僧帽筋に痛みや凝りを感じているという状態です。これを関連痛(痛みを感じている場所とは別の場所に痛みを感じさせて いる原因がある痛み)といいます。痛い部分が必ずしも悪いという単純な問題ではないというこ となんです!関連痛はぜひ覚えておいてください(^-^)

僧帽筋は凝りや痛みは感じていますが直接の原因部位ではないため、家族の人にいくら揉 んだりたたいたりしてもらっても痛みや凝りが軽減できないのは当然なんですね。

大・小菱形筋は肩甲骨を背骨の方に引き付ける重要な働きを担っていますが、この筋肉は日常生活の中で長時間働く必要があり重要なんですが細くて小さい筋肉なんですね。疲労もし やすいのです。

手を挙げるのは肩甲骨を引き付けることで可能になるとお話しました。皆さんの1日のお仕事 の中で常に大・小菱形筋は使っています。パソコンをする時や書き物・計算などの事務仕事や 家事など、要するに手先を使っている時は常に大・小菱形筋は働いているということです。

このローパワーで長時間同じ姿勢や動作が続く仕事が、大・小菱形筋の持続的な筋肉の収 縮を伴うためよくないんですね。持続的な筋肉の収縮は毛細血管の血液の循環不全をもたら し、筋肉の硬化を進めてしまいます。肩こりを感じさせるというわけです。

仕事などにより大・小菱形筋の緊張亢進は、その部分にある筋硬結からの脳へ送られる痛み刺激を増し、その反射として肩甲骨周囲筋の緊張を高め肩の筋肉を硬くし肩こりを感じさせます。それがさらに続くと肩甲骨と繋がっている首の筋肉も緊張が高まり首の付け根にある筋硬結からの痛み刺激が増し頭痛として感じられるようです。

このため、首の付け根だけを揉んでも一時的な頭痛軽減しかできないようです。もちろん症状の軽い方などは首だけでも十分頭痛を軽減できます。しかし、頭痛の強い(頭痛に悩まされる日が多い)方は肩甲骨の内側にある大・小菱形筋や脊柱起立筋郡にある筋肉の緊張を下げないと、ちょっと首を揉んでも首の緊張がすぐに上がってきて逆に首と肩のアンバランスから痛みや気分不良が増強してしまいます(^-^)

緊張型頭痛は肩に注目することが大事!

この肩甲骨周囲筋の硬化や循環不全が引きがねですから、緊張型頭痛は肩こりの重度なものでなければ運動でもある程度改善が可能なんですよ。

仕事で疲れて頭痛がしてるから早く帰って寝るというよりも、逆に30分程度ジョギングやウォーキング(早歩き)をすると後が楽になるんですね。皆さん自身のエクササイズが効果を発揮します。

筋肉は強い収縮の後に緩む性質があります。この性質を利用し肩甲骨周囲筋に適切な負荷をかけるようなエクササイズを行えば、肩こりや頭痛をコントロールできるでしょう。間違っても本や雑誌に載っているストレッチなどは適切な負荷を掛けた運動になっていないので、よほど症状が軽い若い人の頭痛や肩こりにしか効果は出ませんよ(^-^)

筋肉の硬さという部分でよく誤解されている人が多いのですが、筋肉の硬さ・筋緊張ともいうのですが人により基本的な筋肉の硬さはぜんぜん違います。「私の肩触っても柔らかいけどな〜肩の筋肉は硬くないけどなんで肩こり感じているのかな?」という方も多いでしょう。

「柔らかい(肩の筋肉が硬くない)=肩こりを感じない」・「肩こり=みんな肩の筋肉がガチガチに硬い」というのは非常識なんですね。

AさんBさんがいるとしましょう。この2人の筋肉の硬さは比較できないんですよね?肩こりを判断する時にその人の普段の筋肉の硬さと比べて硬くなってるか?(筋緊張が亢進しているか?)がポイントなんです。

手で触り感じられる明らかな肩の筋肉の緊張亢進(硬くなる)が感じられない場合でも、微妙な変化を感じ取れないだけです。筋緊張を上げる原因の筋硬結からの神経伝達(反射)亢進があるでしょう。明らかな筋肉の緊張亢進がなく肩こりを感じている人も、この筋硬結への適切な刺激により痛み刺激の伝達を抑制することで肩こり・頭痛が軽減されます。

お風呂に入って温まると頭痛や肩こりが軽減する。睡眠を取ると楽になる(朝起きてから仕事始めはいいが午後になると疲れと供に頭痛がます)というような方は筋肉の影響によりますので、適切なセルフケア(エクササイズ等)による頭痛に対するコントロール(あなたが主役で行う)を学ばれることをお勧めします。あなたが正しい知識を知ること、対処法を行えることで普段の頭痛は軽減してくると思います。

専門知識・技術のサポートが必要な部分は責任を持って疼元庠舎はアドバイス・技術提供させていただきます(^-^)


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