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脳血管障害

健康工房 4

脳血管障害

皆さんは脳血管障害というよりも脳卒中の方が聴きなれていませんか?一般に昔から脳卒中と呼ばれていましたが、最近は脳血管障害と言うことが多いので覚えておいてください。脳卒中は脳の急激な循環障害によって意識障害と運動麻痺を示すので、脳の血管になんらかの問題があるということが想像できます。

脳血管障害を大きく2つに分けると頭蓋内出血と脳梗塞です。もう少し細かくグループで分けると脳梗塞には脳血栓症・脳塞栓症があり、頭蓋内出血には脳出血とクモ膜下出血があります。

脳梗塞のグループは何らかの原因で脳の血管が詰まることで障害が発生するものです。頭蓋内出血は脳の血管が破れることで障害が発生します。

脳の血管が詰まるか被れるのか?@-@これポイントです!
脳の血管の一部が詰まったり破れるとその血管の延びている先の細胞に血液が行かなくなります。脳細胞に酸素(血液)がいかなくなると一部の細胞は死んでしまうために、重度の場合は死にいたります。

予備知識として脳出血と脳梗塞の違いを知っておくことは役に立ちますよ^-^自分や家族・友人に起こるかもしれない病気なので基本的なことだけでも覚えましょう!脳血管障害は日本人の死因第3位ですから非常に多い病気です。

脳出血は高血圧の既往がある人に発症します。高血圧が関係するので日中活動している時・入浴中や入浴後・食事・排泄(大便で力む)・激しく怒った時などに発症します。ただでさえ高血圧なのにさらに血圧が上がり、脳血管が耐え切れなくて血管が「ブチッ」と切れてしまうようです。

越後の虎で有名な戦国大名の上杉謙信も最後は便所で倒れて亡くなっていますから、たぶん死因は脳出血だったのでしょうね?

発症時に急激に頭痛があり、くも膜下出血では今までに感じたことのない激しい頭痛があるとされています。片側の手足や顔面などに痺れや動かしにくい感じなどの麻痺が急激に出てきたら病院へ直行しましょう。進行は数分から数時間(出血の大小により差がある)で急速に悪化します。出血が大きいと意識障害が激しく昏睡状態に陥ります。

クモ膜下出血では今までに感じたことのない激しい頭痛があるとされ悪心・嘔吐を伴うことが多いとされています。脳動脈瘤破裂に由来する出血が多く40〜60歳に多いようです。    

クモ膜下出血では発症の何日か前に前兆として激しい頭痛があるので、やや激しい頭痛があるような時は頭痛薬を薬局に買いにいくのではなく、早く病院で精密検査を受けてください。

脳梗塞は高血圧も原因として大きいのですが、血管が詰まり発症するということですから喫煙・飲酒・肥満・ストレスといった糖尿病・高脂血症など、血がドロドロになる要因が関わってきそうなのは皆さん想像できると思います。

脳梗塞は安静時に発症することが多いとされています。脳血栓では特に夜間睡眠中におこり、朝目覚めると片麻痺があり体が動かせないために気付くことが多いようです。頭痛はないかあっても非常に軽いものです。進行も遅く数時間から1〜2日の時間で段階的に悪化します。発症時の意識障害はないかあっても軽度です。

脳血栓症は発症前に一過性脳虚血発作(TIA)が特長で、TIAは2〜3分で急激におこり24時間以内に完全に消失する神経症状です。よくドラマで食事中に手が痺れて茶碗や箸をおとしたりするシーンがありますよね?日常何気に行えている動作で片側の手や足に力が入りにくい・指先が痺れるなどの症状があり行えないというなことが2〜3回続くような時は病院へ行きましょう!ドラマ的には本人は「おかしいな〜でもしばらくすると感覚が戻ったから大丈夫だろう?」という感じで我慢してしまうのですよね。我慢しないでね^-^
脳塞栓は心臓の内壁の一部が剥がれて血管内を流れていき、脳の小さな血管で詰まり発症するなど心疾患に由来(他に弁膜疾患・不整脈など)します。このため、日中活動中にも起きやすく、麻痺などは数時間から3日以内には完成するようです。

普段の生活の中で誰でも痛みというのはよく経験するのですが、痺れや麻痺というのはほとんど体験することはありません。正座をした後には足の強烈な痛みを伴う痺れはありますが、痛みを伴うために片麻痺の痺れとはまた違いますね。

頭痛もあり手や足に片側性の痺れや動かしにくさ、力が入りにくいという症状が2〜3回続くようなことは、身体に何も問題がない人には日常生活では起きないと思います。生活の中では痛みというのは重要な警告信号であり、多くの人は心配になり早期に病院へ足を運ぶ切っ掛けをつくりますが、意外に痺れを甘く考えている人は多いようです「痺れ=神経症状」ですので痺れには注意が必要ですよ。

私が外来リハを担当していた整形疾患の患者様(高齢)でも、痛い場所とは関係ない足に軽い痺れを訴えていたため脳外科受診を進めていましたが、本人は「たいしたこと無い」と受診せずに時間が経過して、結果的に脳血管障害を発症された方が数人います。

整形疾患に伴う痺れを(ヘルニア等)感じている人でも、普段感じている痺れと違う部位に感じている場合、いつもと違う痺れの感覚である時などは整形疾患によるものだろうという思い込みに注意してくださいね。

最終的に自分自身が体に対して冷静な視点を持ち早期に病院受診を行へるかが大事なのです。問題が無ければ無駄足にはなりますが、大事がないことが分かるだけでもよいのではないかと思います。普段感じることがない痺れを感じる場合は、早めに対処したいものですね。^-^


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