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循環と血圧

健康工房 3

循環と血圧

血液は血管内を通じて全身へ流れており、この血液の流れる仕組みを循環といいます。心臓は血液を全身へ送り出すポンプの働きをし、心臓から送り出された血液は動脈を伝って全身へ送られます。呼吸により口や鼻から取り込まれた酸素は肺で血液内に取り込まれます。肺から動脈内の血液には大量の酸素が取り込まれるので動脈内の血液(動脈血)は酸素濃度が非常に高いのです。

肺から心臓へ血液が送られて、ポンプである心臓のドックンという拍動で全身へ向かい血液が押し出されます。肺→心臓(左心室)→大動脈→動脈→細動脈→毛細血管とだんだん小さな血管へと流れていくのですが、この順番を覚える必要はありませんよ^-^毛細血管と細胞間で酸素(動脈)と二酸化炭素(静脈)の交換が行われることは覚えておいてくださいね。

動脈は酸素をいっぱい含んでいる血液でしたよね!毛細血管で交換された二酸化炭素を多く含む血液は静脈を通り肺まで戻ります。毛細血管→細静脈→静脈→大静脈→心臓(右心室)→肺という経路です。静脈を通る血液は二酸化炭素を多く含みます。二酸化炭素を多く含む静脈は肺で血液から取り出され、呼気として体外に吐き出されるのです。

静脈は動脈のように血圧は高くありません。動脈に比べると血管壁も伸張性が高く容量も多いため循環血液量の約7割は静脈に貯留しています。心臓を出て手・足に流れていった血液(動脈)は重力に反して静脈を通り心臓まで戻らなくてはいけません。

血液を肺まで送り戻すのは大変そうじゃないですか?静脈での血流は心臓の拍動(ドックン)に頼らないために呼吸による横隔膜の働き・運動による骨格筋の収縮(筋ポンプ作用)・静脈内の逆流を防ぐ弁などがあります。これらの働きにより血液を重力に逆らって肺へ戻すことができます。

何万円もするような自然食品などでよく見るうたい文句に「血液をサラサラにして流れを良くする食べ物」?動脈硬化の原因となる塩分・糖質・脂肪などを過剰に摂取している現在の食事を改めるだけで血液はサラサラになると思うのですが?その何万円もする自然食品を食べたり飲んだりする前に食事内容の改善が先でしょう^-^食事内容の改善と合わせて、本当に血液循環を良くしたいのならコツコツと努力し継続する運動が大切になることは間違いないでしょうね^-^

動脈は心臓のドックンという拍動により全身に送られており、その拍動が動脈にも伝わるために首や脇や手首などの一部で脈としてドックン・ドックンが触れるのです。病院受診すると綺麗な看護師さんに手首の脈を取られたり(ほっぺがポッ)緊張して脈が上がらないようにご注意ください^-^。刑事ドラマで倒れている人の首を触って脈があるかを確認するなど「まだ息があります、オイ!救急車〜」いろんな場面でお目にします。

私達は血圧を健康判断の一つの目安として利用していますよね。この血圧は動脈の血管内壁にかかる圧力を測定しているものです。血管を膨らまそうとする圧力だから、その圧力が高い高血圧が危険であるのもイメージ出来ます。

肺で酸素を取り込んだ血液は心臓へ向かいます。心臓の左心室に動脈血が流れ込むと左心室は膨らみ、そして最大に膨らんだ左心室は勢いよく収縮し動脈血を送り出します。この最大に収縮した時の血圧を最高血圧(収縮期血圧)と呼び、動脈血を送り出した後に左心室が緩み新たな動脈血が流入してくる時を最低血圧(拡張期血圧)と呼びます。例えば握りこぶしを心臓とすると、ぎゅっと手を握り閉めた時が最高血圧で力を抜いて手を開いた時が最低血圧という感じですね。

血圧測定では腕をマンシェットで圧迫し血流を阻害します。シュッ・シュッ・シュッと空気を入れていき、普通は水銀柱の目盛りを180oHgくらいまで上げてからゆっくり空気を抜いていきます。最初は血流が止まっているから動脈音がしないのですが、マンシェットが緩んでくると血液が流れ始めると動脈の音がしてくるという仕組みです。水銀柱の目盛りを見ながら聴診器で音を聞くのですが、最初に聞こえ始めた音が最高血圧で音が聞こえなくなった目盛りの数値を最低血圧とします。

WHOの高血圧治療ガイドラインでは、最高血圧が130oHg未満、最低血圧85oHg未満を正常血圧としています。高血圧は最高血圧140oHg以上・最低血圧90oHg以上としており最高・最低血圧の何れか一方が高くても高血圧となります。

血管は年齢とともに弾力性が低下してくるため、血圧は年齢と共に徐々に高くなる傾向にあります。血管の弾力性が低下してきているのに血圧は高いと血管が破裂しそうですよね?ボンッ@-@;「最近血圧が高いって病院で言われたけどなんとも無いから大丈夫!酒がうまい^-^ハハハ・・・」と笑っている場合ではありませんよ。高齢者では脳出血の危険もあり特に高血圧には気をつける必要があります。

高血圧の原因がハッキリしない原因不明の高血圧を本態性高血圧といい高血圧の約90%を占めます。ほとんどの高血圧は原因がハッキリしないのか〜?意外だ!

本態性高血圧の原因としては食塩の過剰摂取の問題(塩辛いものを好む)・ストレスの高い仕事・性格によるストレス(イライラすることが多い)・遺伝因子の異常などが考えられていますが、完全にこれが原因ですという断定までにはいたっていないようです。いくつもの要因が絡んでいるのは予想できますが。

約7%の原因がわかっている高血圧は二次性高血圧といわれ、腎臓機能障害に伴う高血圧が最も多いようです。むくみがあり血圧も高いようであれば腎臓に問題がある可能性が予想されますから、早めに内科受診をしておきましょうね。

低血圧はみなさんご存知の通りめまい・貧血・倦怠感・脱力感などが見られますよね。女性の方では低血圧で朝が苦手と言われる人は多いようですが、平日は朝きちんと起きて会社にいけるのに休みの日は昼まで起れないから「私低血圧だから」はちょっと違いますよ^D^ゞ

高血圧は意外と自覚症状が無いので油断しがちなのですが、高血圧の人はかかりつけの病院できちんと血圧のコントロールを行ってくださいね!油断大敵です^-^/


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